作品の概要
この作品は、音だけによる音楽シューティングゲームです。音を奪いにくる宇宙人から地球の平和を守って下さい。
場面はあなたが音楽を作っていて完成したところ、宇宙人が音を奪いに来ます。
具体的には、ミキサーのフェーダー(音量)に敵が乗り移って下げてきます。手元にあるつまみで相手の位置を探り、鍵盤で攻撃をして撃退して下さい。
敵の攻撃やプレイヤーの攻撃も音楽的要素となり、流れている音楽に影響を与えます。
この作品では、テクノ、ダンス系の音楽の演奏の中心となる要素、音色の変化、リズムをプレイヤーの行動によって変化させることが出来ます。基本となる音を用意するアーティストと、実際に行うプレイヤーとのコラボレーションを考えて制作しました。用意される音のコンテンツによって難易度も変わってきます。
あなたの手で地球の平和を守って下さい!!
作品の特徴
- 音だけを利用したシューティングゲームである。
- プレイヤーがゲームを行うことが音楽の変化に影響を与えるので、楽曲を容易する他のアーティストとのコラボレーションにもなる。
- 各トラックが違う楽器なっていて、実際にフェーダーが下がるとその音がなくなってゆく。
- 周りで聞いている人も楽しい。
- 楽曲を変えることにより難易度を変わるなど、拡張性がある。
プレイ方法
曲が完成したところという設定なので、最初に作曲者名を入力してもらい、エンターを押すと敵が現れます。この作曲者名はクリア後に名前読み上げで利用されます。
敵はミキサーのフェーダー(音量)を下げてきます。それを阻止するには、手元にあるつまみを回してレーダーを調整し、敵をみつけて鍵盤を叩く必要があります。レーダーはピピピという音の間隔によって敵との距離を測っていて、近づけば近づくほど音の間隔が短くなります。一番間隔が短くなるところを探して、打楽器である鍵盤をたたけば、ヒットした場合に敵(フェーダー)は後ろへ下がっていきます。
敵が一人でも一番下まできたら、地球征服されてしまいます。最後まで迎撃しつづけてください。
つまみを回すことによって、各トラックの音色の変化(フィルター)をさせることができます。音をこもらせてしまえばレーダーの音が聞きやすいですが、音楽のきらびやかさがなくなります。音楽的に綺麗にきかせるためにはレーダーの音が聞きづらくなり難易度が高くなります。
また敵を探知するレーダー音もテンポにあっているので、その音も音楽的要素となっています。
展示歴
2004年11月 町田国際版画美術館で行われた Digital Interconnection にて Sound Wars を展示