ミニバスの練習をテクノロジーで効率化する、ということを独自ソフトなどを作って色々試しているのですが、そのうちの一つを実践で試しつつ改善をしてきました。
今回はそのシステムを紹介したいと思います!
ざっくり言うと直前のスポーツのプレイを簡単に見返しながら説明したりできる、というシステムで仮の名前ですがLookBackといいます。
実際の利用シーンとしては、バスケットボールで1Q毎にコーチが気になったポイントをマークして行きすぐ動画で振り返りながら説明する、というものになります。
実際に利用している写真はこちら
LookBackでできること
以下できることになります。
- カメラで撮影したものを録画
- 気になったポイントをマークでする(複数可能)
- 再生時にマークしたポイントへすぐ移動できる(マークしたポイントの5秒前から再生)
- 再生、停止、スロー再生
- 0.25秒毎の早送り、巻き戻し
- 10秒毎の早送り、巻き戻し
- デジタルズーム
- 前後のファイルの呼び出し
使い勝手を大きく変えるユーザーインタフェース
機能的には上記になりますが、一番のポイントはユーザーインタフェースです。
現場で利用しやすい、ということを考えた結果以下のUIを導入しました。
カスタマイズ可能なディスプレイボタン&ノブコントローラー
上記写真の手前にあるコントローラーは、ディスプレイ式のボタンとノブなどがあり、各機能をカスタマイズできるものです。
前述した機能のほとんどを上記デバイスで行うことができます。特に早送り巻き戻しがノブでできるので非常に直感的に操作できます。
ワイヤレスなボタン
コーチがプレイを見ながら気になるポイントをマークするので、PCの前にずっといるわけにはいきません。
そこで、ワイヤレスのボタンを用意しました。
このボタンの2つに録画開始とマークの機能を持たせています。
実際に動作しているデモ動画
では、実際どういうものかを動画で説明しながらお見せしたいと思います。
まだまだ調整中ではありますが、かなり実用的に仕上がってきたと思います。
カメラの選択肢
カメラに関しては用途に合わせて色々な選択肢があります。
最初の方に掲載した写真では、GoProを使い高い位置から超広角でコート全部が入るようにしていますが、ウェブカメラになるものであればどんなカメラでも構いません。
ATEMなどを利用すれば、HDMIで接続できれば何でもOKです。
以下の記事で書いたようにワイヤレスでつなぐこともできるので、2階席からの映像を使うこともできます。
iPhone をワイヤレスで MacbookPro のウェブカメラにする方法
外で利用する場合にはドローンを使う、ということも可能にはなります。(それができるドローンも持っています。)
以上のようにカメラの種類を変えることによって、室内から室外の様々なスポーツでも利用できると思います。
まだ開発途中のものではありますが、もしご興味をお持ちの場合はお気軽にお問い合わせいただければと思います!